ホームページ制作の基礎

景品表示法とECサイト表記|違反しない広告表現

最終更新日:2026年8月13日 ZenWeb Japan 編集部
結論: ECサイトの景品表示法対応は、法律を覚える作業ではありません。商品ページ、価格表示、レビュー欄と、画面ごとに「誰が何を書ける状態か」を決める設計の話です。公開後に文章だけ直しても、同じ表現がまた入ります。決めどきは構築のときです。

01はじめに|この記事でわかること

要点: この記事は、ECサイトの景品表示法を条文の順ではなく画面の順で整理します。どの画面のどの欄が危ないのか、誰が書き替えられる状態にしておくのか。現場で決めている項目を並べます。

「セール価格の横に、二重線を引いた金額を出したいのですが」。ECサイトの構築では、公開の直前にこの質問が出ます。返事はいつも「その金額を、いつ、どれくらいの期間で売っていましたか」から始まります。

2000年創業のWeb制作会社ZenWeb Japanでは、ホームページ制作とECサイトの構築で、この確認を設計段階に組み込んでいます。文章を書く段では、画面の作りが表現を縛るからです。

法律の解説は弁護士の方の記事が数多くあります。ここで扱うのは一歩手前です。どの画面に、どんな入力欄を用意して、誰に開放するか。作る側にしか決められない部分をまとめました。個別の表現の判断は、弁護士など専門家にご確認ください。

この章のポイント: 表記の問題は、文章ではなく画面設計と権限設計の問題です。

まず、ステマ規制が始まった経緯を当時のニュースで押さえます。

“ステマ”法規制へ 消費者庁が景品表示違反の対象に新たに指定 施行は今年10月から|TBS NEWS DIG

出典動画:TBS NEWS DIG Powered by JNN(YouTube)


02ECサイトで問われるのは3つの表示

要点: ECサイトの景品表示法で押さえるのは、中身をよく見せる優良誤認、条件を得に見せる有利誤認、広告だと分からせないステルスマーケティングの3つ。それぞれ別の画面で発生します。

景品表示法は、正式には不当景品類及び不当表示防止法といいます。過大な景品の制限と、不当な表示の禁止という2本立てで、ECサイトで問題になるのはほぼ後者です。

禁止される表示は大きく3種類。消費者庁の表示規制の概要のとおりです。

  • 優良誤認表示。 商品やサービスの中身が、実際よりも著しく優れていると思わせる表示です。効果、性能、成分、産地などが対象になります。
  • 有利誤認表示。 価格や送料といった取引条件が、実際よりも著しく得だと思わせる表示です。二重価格表示はここに入ります。
  • ステルスマーケティング。 事業者の広告なのに、広告だと分からない表示です。2023年10月1日から規制の対象になりました。

厄介なのは、この3つがそれぞれ別の担当者の手元で生まれることです。効果の表現は商品担当、価格は販促担当、レビューやSNSは運用担当。全部を一人で見ている会社はまずありません。

だからECサイトの構築では、画面単位で担当と入力範囲を割り当てます。人ではなく画面に紐づけると、抜けが減ります。

この章のポイント: 3つの表示は3つの部署から入ってきます。まとめて管理すると、どれかが漏れます。

03優良誤認|商品ページの効果表現

要点: 効果や性能をうたう表現には、裏づけとなる資料が要ります。消費者庁から求められて期限内に合理的な根拠を示せないと、不当表示として扱われます。書けるかどうかは資料の有無で決まります。

優良誤認でいちばん多いのは、商品説明の締めくくりの一文です。「業界No.1の吸収力」「使った方の9割が実感」。社内資料の言い回しを持ってきただけ、ということがほとんどです。

ただ、効果や性能をうたう表示には、根拠資料の提出を求められる仕組みがあります。求められてから探しても間に合いません。先に資料があり、それから表現があるという順番です。

制作の側でできるのは、商品ページの入力欄を分けることです。

  1. 事実の欄。 寸法、素材、内容量、原産国。仕様書から転記するだけで埋まる項目です。
  2. 訴求の欄。 効果や比較をうたう文章。ここだけ、根拠資料のファイル名を併記する運用にします。
  3. 注意の欄。 使用上の制限や個人差。訴求の欄と同じ画面幅で表示させます。

欄を分けると、社内の確認は訴求の欄だけで済みます。売れる商品ページの構成を考えるうえでも、この3分割は扱いやすい形です。

この章のポイント: 効果をうたう文章は、根拠資料と紐づく入力欄に隔離しておきます。

商品ページの入力欄、いまの形で運用できていますか?

商材に合わせて、入力欄の分け方と公開までの流れをご提案します。 ECサイト構築の進め方を見る →


04有利誤認と二重価格表示|価格まわりの表記

要点: 比較対照価格に使えるのは、最近相当期間にわたって実際に販売していた価格です。実績のない金額に二重線を引くと、有利誤認にあたるおそれがあります。判定するのはシステムに残る販売履歴です。

二重価格表示について、消費者庁は価格表示の考え方を公表しています。要点は一つ。比較対照に使う価格が実際のものか、その内容が正確に伝わるかです。

過去の販売価格を出す場合、よりどころになるのが「最近相当期間にわたって販売されていた価格」という考え方です。価格表示ガイドラインでは、セール開始時点からさかのぼる8週間のうち過半の期間で販売していたか、といった目安が示されています。いわゆる8週間ルールです。

通常価格を決めるのは商品担当ではなく、システムに残った販売履歴です。

ここが制作側の仕事です。価格の変更履歴を残していないECサイトでは、8週間ルールを満たしているか確認できません。確認できなければ、二重線は引けません。

あわせて注意したいのが、送料と決済まわりです。

  • 送料無料の条件。 一定金額以上が条件なら、その金額を同じ画面に置きます。別ページへのリンクだけでは足りません。
  • 期間限定の表示。 終了日を書かずに「今だけ」を出し続けると、限定という前提が崩れます。
  • 決済手数料の扱い。 手数料が上乗せされる支払い方法は、金額を選択時点で示します。決済方法の選び方とあわせて設計します。

モールに出店している場合は、モール側の表示ルールが先にかかります。自社ECとモール出店の違いを踏まえ、価格の出し方を揃えておくと運用が楽です。

この章のポイント: 二重価格表示を使いたいなら、価格の変更履歴を残す仕組みが先に要ります。

05画面別|表示リスクが出やすい場所

要点: リスクは画面ごとに種類が違います。商品詳細は優良誤認、カート周辺は有利誤認、レビュー欄とSNS連携はステルスマーケティング。誰が更新するかまで表にすると、抜けが見えます。

画面別|表示リスクと確認の担当
ECサイトの画面ごとに、生まれやすい不当表示の種類、よくある表現、確認の担当と更新頻度を整理した表
画面 出やすい表示 つまずきやすい表現 確認の担当
商品詳細 優良誤認 効果・No.1・比較の断定 商品担当
商品一覧・検索結果 有利誤認 割引率の自動計算 制作会社
カート・購入手続き 有利誤認 送料・手数料の後出し 制作会社
キャンペーンLP 優良誤認・有利誤認 終了日のない「今だけ」 販促担当
レビュー欄 ステルスマーケティング 特典つき投稿の無表示 運用担当
SNS埋め込み ステルスマーケティング 依頼した投稿の転載 運用担当
メルマガ・LINE配信 有利誤認 サイトと違う価格の残存 販促担当
よくある質問 優良誤認 古い仕様のまま放置 商品担当

出典:消費者庁「表示規制の概要」および価格表示ガイドラインをもとに、ZenWeb JapanがEC構築の実務観点で整理。

表の右端に注目してください。制作会社が担当する行と、御社側で運用する行が交互に並びます。一方だけで完結する画面はありません。

割引率の自動計算とカート周辺は、公開後に文章では直せません。ECサイトに必要な機能を洗い出す段階で、価格の出し方まで決めておきます。カート周辺の情報設計は、カゴ落ち対策とも直結します。

この章のポイント: リスクの種類は画面ごとに違います。チェックリストも画面ごとに分けます。

06ステマ規制|レビュー・アフィリエイト・SNS

要点: 2023年10月1日から、広告なのに広告と分からない表示は景品表示法違反になりました。規制されるのは商品を売る事業者で、依頼を受けた投稿者ではありません。責任はサイト側に来ます。

消費者庁はステルスマーケティングの規制について、対象は事業者、つまり広告主だけだと明示しています。依頼を受けたインフルエンサーは対象外で、依頼した側がすべて負う構図です。

ECサイトで関係するのは3か所です。

  • レビュー欄。 投稿でポイントやサンプルを渡しているなら、その事実が読み手に分かる必要があります。星の数を条件にすると、さらに危うくなります。
  • アフィリエイト経由の紹介記事。 記事を書いたのは他社でも、供給しているのは御社です。表示の管理は御社の責任です。
  • SNS投稿の埋め込み。 依頼して書いてもらった投稿を自社サイトに転載すると、第三者の感想のように見えます。

設計としては、レビュー機能に「特典の有無」を持たせるのが確実です。投稿フォームで受け取り、表示テンプレート側で自動的に添える。レビュー機能の実装方法を検討する際は、この項目を最初から入れておきます。

この章のポイント: 特典の有無はデータで持ち、表示は自動で。人の判断を挟むほど抜けます。

07打消し表示|注釈は読まれない前提で作る

要点: 強い訴求の下に小さな注釈を置いても、条件を伝えたことにはなりません。文字の大きさ、位置、スマホでの折り返し。制作側が決める要素で、伝わるかどうかが変わります。

「※個人の感想です」「※一部商品を除く」。こうした注釈を打消し表示と呼びます。置き方によっては、条件を示したと認められません。

読まれない注釈には、共通の形があります。

  1. 本文より極端に小さい。 訴求が32ピクセルで、注釈が10ピクセル。同じ画面にあっても、視線が届きません。
  2. 離れた場所にある。 ファーストビューの訴求に対して、注釈がページ末尾。スクロールをまたぐと結びつきません。
  3. スマホで折り返して沈む。 パソコンでは訴求の真下でも、スマホでは画像の下に回り込むことがあります。

3つとも、原稿ではなく実装の問題です。だからワイヤーフレームを作る段階で、注釈の枠を先に確保します。後から入れると、どこかに押し込む形になります。

目安は、訴求と同じ画面内に収め、文字サイズは本文の8割以上。読ませる気があるかどうかは、レイアウトに出ます

この章のポイント: 注釈は原稿ではなくレイアウトで決まります。枠を先に取ります。

08構築時に直した表記の内訳

要点: 見直した表記を並べると、いちばん多いのは価格の比較表示です。次が効果をうたう文章、その次が送料の条件。原稿の書き癖ではなく、決め忘れが原因です。

構築時に見直した表記の内訳
ECサイト構築の過程で見直しが必要になった表記について、種類ごとの構成比を示した表
見直した表記 構成比 目安
根拠のない比較価格・割引率 31%
資料の裏づけがない効果表現 24%
送料・手数料の条件不足 17%
レビュー特典の未表示 14%
注釈がスマホで沈む 9%
終了日のない期間限定表示 5%

出典:ZenWeb Japanが受けたECサイト構築・リニューアル案件のうち、表記の確認を行った案件の集計(日本国内、2023〜2026年)。構成比のため合計は100%。

上の2行で半分を超えます。どちらも公開の直前ではなく、要件を決める段階で片づく話です。比較価格なら履歴、効果表現なら資料。文章力とは関係ありません。

逆に、下の2行は運用が始まってから増えます。構築時に整えても、半年後には同じ表現が戻ります。

この章のポイント: 半分以上は要件定義の段階で消せます。文章の推敲では消えません。

09更新でずれる|CMSの権限と運用設計

要点: 公開時に整えた表記は、更新のたびに少しずつずれます。誰でも書き替えられる画面ほど、ずれが早い。権限を分けて公開前に一段挟むだけで、事故の多くは防げます。

ここが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。表記の問題は公開日に解決して終わりません。運用のたびに、同じ問題が戻ってくるという性質があります。

理由は単純です。担当者が替わった、繁忙期に急いで直した、モール用の原稿を貼った。悪意はどこにもありません。

そこで権限を3段階に分けます。

  1. 自由に更新できる欄。 在庫、寸法、写真の差し替えなど、事実の転記で済む項目です。
  2. 下書きまでの欄。 効果表現、比較価格、キャンペーン文言。保存はできても、公開は別の人が行います。
  3. 制作側でしか変えられない欄。 割引率の計算式、送料の判定ロジック、注釈のテンプレート。

WordPressでの構築でもECのパッケージでも、この3段階は設定で組めます。運用の人数が少ないほど、機械側で線を引く価値があります。

この章のポイント: 表記を守るのはルールではなく権限設定です。記憶に頼ると必ず戻ります。

いまのECサイト、誰がどこまで書き替えられますか?

既存サイトの権限まわりを整理し、作り替えの進め方をご提案します。 ECサイトのリニューアル手順を見る →


10年別|表記の相談が入る時期

要点: 表記のご相談をいただく時期は、この数年で前倒しになりました。以前は公開直前が中心でしたが、いまは要件定義の段階が増えています。ステマ規制の施行が転機でした。

年別|表記の相談が入る時期の構成比
2023年から2026年上半期までのECサイト案件について、表記の相談が入る時期の構成比の推移を示した表
要件定義の段階 公開の直前 公開後の指摘を受けて
2023年 21% 47% 32%
2024年 33% 43% 24%
2025年 41% 40% 19%
2026年上半期 49% 36% 15%

出典:ZenWeb Japanに表記のご相談をいただいたECサイト案件の集計(日本国内、2023年〜2026年6月)。構成比のため各年の合計は100%。

要件定義の段階が21%から49%まで伸びました。ステマ規制の施行と、レビュー機能を持つサイトの増加が重なった結果だと見ています。

同じ動きは他の法令対応でも見られます。個人情報保護法へのWebサイト対応Cookie同意バナーの要否も、設計段階でのご相談が主流になりつつあります。

この章のポイント: 表記の確認は、公開前の点検から、設計時の前提へと移りつつあります。

11違反したらどうなる|措置命令と課徴金

要点: 違反が認められると、消費者庁や都道府県から措置命令が出ます。売上額に応じた課徴金の対象になることもあります。2024年10月には確約手続が加わり、自ら是正計画を出す道もできました。

措置命令が出ると、表示の取りやめでは終わりません。誤認の排除、つまりお知らせを出して訂正することと、再発防止策の実施まで求められます。そのお知らせもサイトに載せます。

2023年の改正法は2024年10月1日に施行されました。消費者庁が公開する改正景品表示法の解説資料では、主な変更点として次の項目が挙げられています。

  • 確約手続の導入。 是正計画を申請して認定を受ければ、措置命令や課徴金納付命令の対象外となる仕組みです。
  • 課徴金制度の見直し。 返金措置の弾力化と、繰り返しの違反に対する算定の見直しが含まれます。
  • 罰則規定の拡充。 優良誤認・有利誤認について、直接罰の規定が設けられました。

重いのはブランドへの影響です。措置命令は公表され、検索結果に長く残ります。ホームページの著作権と同じで、着手前なら一行で済む話が、後からだと数か月の手間になります

この章のポイント: 措置命令は公表されます。金銭の負担より、検索結果に残るほうが響きます。

12表記対応の工数と着手時期の目安

要点: 表記対応は、設計に組み込めば数日で終わります。公開後にやり直すと画面の作り替えが伴い、一桁増えます。とくに価格履歴と権限設計は後付けの負荷が大きい項目です。

対応項目別|工数と着手時期の目安
表記対応の項目ごとに、設計段階で組み込む場合と公開後に対応する場合の工数の目安、着手に適した時期を比較した表
対応項目 設計に組み込む場合 公開後にやり直す場合 着手に適した時期
価格の変更履歴を残す 1〜2日 2〜4週間 要件定義
商品ページの入力欄を分ける 1〜2日 1〜3週間 要件定義
レビューに特典表示を持たせる 2〜3日 2〜3週間 機能設計
注釈テンプレートを組む 半日〜1日 1〜2週間 デザイン
送料・手数料の表示位置 1日 1〜2週間 画面設計
CMSの権限を3段階に分ける 1〜2日 3〜5週間 要件定義

出典:ZenWeb JapanのECサイト構築案件における作業実績の集計(日本国内、2023〜2026年)。規模により前後します。

後回しにしたときの差が出ます。いちばん差が開くのは権限設計で、1〜2日が3〜5週間になります。公開後は既存データを保ったまま作り替えるためです。

予算の置き場所は、ECサイト構築費用の内訳とあわせて確認すると見えてきます。

この章のポイント: 設計時なら数日、公開後なら数週間。差が最大なのは権限まわりです。

13他の法令との重なり

要点: ECサイトには、景品表示法のほかに特定商取引法と個人情報保護法がかかります。商材によっては医療や医薬品の広告規制も重なります。表示の置き場所は、まとめて設計するほうが早く終わります。

景品表示法だけを見て画面を作ると、あとから別の法令の項目を足すことになります。フッターや商品ページの下部が、継ぎ足しだらけになります。

一緒に検討する法令は、主に次の3つです。

3つとも置き場所は決まっています。ワイヤーフレームの段階で枠を用意しておけば、あとは埋めるだけです。継ぎ足しになるのは、決めるのが遅かったからです。

この章のポイント: 法令ごとに後から足すと継ぎ足しになります。枠は先にまとめて取ります。

法令まわりの表示、まとめて設計しませんか。

商材と販売方法をうかがい、必要な表示と置き場所を整理します。 ホームページ制作の進め方を見る →


14制作前に決めておく8項目

要点: 発注の段階で確認しておくと、手直しがほぼなくなる項目が8つあります。法律の知識は要りません。仕組みの話なので、制作会社に聞けば答えが返ってきます。

打ち合わせでそのまま読み上げられる形にしました。

  1. 価格の変更履歴は残りますか。 残らないなら、二重価格表示は使えないと判断します。
  2. 割引率は自動計算ですか。 元になる価格がどこから来るのか確認します。
  3. 送料と手数料は、どの画面で確定しますか。 カートの手前か、後かで印象が変わります。
  4. 効果表現の欄は分かれていますか。 根拠資料と紐づけられる形にします。
  5. レビューに特典の有無を持たせられますか。 データとして持つのが前提です。
  6. 注釈のテンプレートはありますか。 スマホでの表示位置まで確認します。
  7. 公開前の承認は何段階ですか。 下書きと公開が分かれているかを見ます。
  8. 更新の権限は誰に渡りますか。 3段階に分けられるかを確認します。

着手前に聞いて、仕様書に反映してもらうだけです。制作会社を比べる材料にもなります。迷ったらECサイト制作会社の選び方もあわせてご覧ください。

この章のポイント: 8項目とも仕組みの質問です。法律の知識がなくても、そのまま聞けます。

15まとめ|確認する順番

要点: ECサイトの景品表示法対応は、価格の履歴、入力欄の分割、レビューの特典表示、権限設計の順で決めます。文章の見直しは最後です。順番を逆にすると、同じ作業を二度します。

ここまでの内容を、着手からの順に並べ直します。

  1. 要件定義。 価格の履歴と、CMSの権限を3段階に分ける方針を決めます。
  2. 機能設計。 レビューの特典表示、送料と手数料の確定タイミングを固めます。
  3. 画面設計。 注釈の枠と、法令表示の置き場所をまとめて確保します。
  4. 原稿作成。 分割された入力欄に沿って書きます。ここで初めて表現の話になります。

順番が大事なのは、あとの工程ほど直すのが安いからです。原稿は書き替えれば済み、権限設計は作り替えになります。ホームページ制作の設計段階で決めておけば、公開後の運用が軽くなります。


16よくある質問

要点: ご相談の多い5つの質問をまとめました。通常価格の決め方、レビュー特典、モールとの関係、制作会社の責任範囲、既存サイトの点検です。

1. セール前に一度も売っていない価格を、通常価格として出せますか

出せません。比較対照に使えるのは、最近相当期間にわたって実際に販売していた価格です。実績のない金額に二重線を引くと、有利誤認にあたるおそれがあります。まず販売履歴をご確認ください。

2. レビュー投稿にポイントを付けています。何を書けばよいですか

投稿の見返りがあった事実が、読み手に分かる形で必要です。特典の有無をデータとして持ち、表示テンプレート側で自動的に添える作りが確実です。担当者の判断に任せると抜けます。

3. 楽天やAmazonにも出店しています。表記は揃えるべきですか

揃えたほうが安全です。モール独自の表示ルールもありますが、景品表示法はどちらにもかかります。価格や送料の条件が媒体でずれると、消費者から見て矛盾した表示になります。

4. 表記の責任は、制作会社と自社のどちらにありますか

表示の責任は、商品を供給する事業者、つまり販売する側にあります。ただし割引率の計算や表示位置など、仕組みで決まる部分は制作会社が担います。役割の切り分けは着手前に仕様書でご確認ください。

5. すでに公開しているサイトです。どこから見直せばよいですか

価格の比較表示から確認してください。件数が多く、後からの修正が最も重いためです。次にレビュー欄の特典表示、その次に商品ページの効果表現。影響の大きいものから片づきます。

表記まで含めて設計できるECサイトをお探しですか?

ZenWeb Japanは2000年創業のWeb制作会社です。価格履歴の保持、入力欄の分割、更新権限の設計まで含めて、表記の確認を最初の要件として扱います。まずはお気軽にご相談ください。

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