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特定商取引法の表記|ECサイトの必須項目

最終更新日:2026年8月13日 ZenWeb Japan 編集部
結論: 特定商取引法の表記は、ネットで商品を売るすべての事業者の義務です。事業者名・住所・電話番号・価格・送料・引渡時期・返品条件など11項目を書きます。さらに2022年6月からは、購入直前の「最終確認画面」にも別の表示義務が加わりました。表記ページだけでは足りません。

01はじめに|この記事でわかること

要点: これからECサイトを作る方、すでに運営していて表記に不安がある方に向けた記事です。何を書くのか、どこでつまずくのか、直すのにどのくらいかかるのか。ご相談案件の集計とあわせてご説明します。

「テンプレートをコピーして貼ったので、たぶん大丈夫です」。ECサイトのご相談で、表記について伺うといちばん多く返ってくる言葉です。ところが画面を見せていただくと、送料が「実費」のままだったり、返品の条件が空欄だったりします。コピーで済むのは項目名だけで、中身は自分の店の条件に置き換えないと意味がありません

書く場所も、いまは1か所ではありません。購入ボタンを押す直前の画面にも表示義務があります。

2000年創業のWeb制作会社であるZenWeb Japanでは、ECサイトの制作を手がけています。この記事は条文の順に並べるのではなく、実際の画面でどこが引っかかるのかという順番でご説明します。

この章のポイント: 表記はコピーでは終わりません。自店の条件に置き換えること、表記ページ以外にも表示義務がある点を押さえましょう。

まずは全体像を動画でつかんでおくと、読み進めやすくなります。

【弁護士が解説】特定商取引法に基づく表記。特定商取引法とは?通信販売で失敗・事故らない通販サイトの作り方

出典動画:YouTube


02特定商取引法の表記とは|ECサイトに必要な理由

要点: 特定商取引法の表記とは、通信販売を行う事業者が広告に表示しなければならない事項です。ネットショップは法律上「通信販売」にあたるため、規模や売上に関係なく義務があります。書かないと行政処分の対象になります。

買う人は商品を手に取れません。誰が売っているのか、いくら払うのか、いつ届くのか、返せるのか。これが分からないまま、お金を先に払うことになります。その不安を埋めるために、売る側が先に開示しておくというのが、この表示義務の考え方です

対象は、通信手段で申込みを受ける取引すべてです。自社サイトでもモール出店でも、SNS経由でも変わりません。ネットショップの開設方法を選ぶ段階で、どの形でも義務はついてくると考えておきましょう。

  • 売上や規模による免除はありません。 月に数件しか注文がない個人事業でも、同じようにかかります。
  • 物販だけの話ではありません。 オンライン講座や月額のサービスなど、役務の提供も通信販売に含まれます。

詳しくは消費者庁の特定商取引法ガイド(通信販売)をご確認ください。指示や業務停止命令の対象になり、公表されると店名が残ります。

この章のポイント: ネットで申込みを受ける以上、規模にかかわらず義務があります。サービス提供も対象です。

これから作るサイトなら、最初から組み込めます。

表記ページと最終確認画面は、公開後に足すより設計段階で入れるほうが早く済みます。 ECサイト制作の内容を見る →


03必ず書く項目の全体像|11の表示事項

要点: 表示事項は大きく11あります。価格まわり、支払と引渡しの時期、契約の解除、事業者情報、申込期間、ソフトウェアの動作環境です。自店に関係あるものは省けません。

条文の順で覚えようとすると、かえって抜けます。「いくら払う → いつ払う → いつ届く → 返せるか → 誰が売っているか」という買う人の順番に並べ替えると、抜けにくくなります。

  1. 販売価格(役務の対価)。 消費税を含んだ金額です。定価だけの表示は不可です。
  2. 送料。 金額で書きます。「実費」「別途」は不可です。
  3. その他に負担する金銭。 代引手数料、梱包料、設置費なども金額で。
  4. 代金の支払時期。 前払いか後払いか、いつまでに払うのかです。
  5. 代金の支払方法。 使える方法をすべて。一部だけの記載は不可です。
  6. 商品の引渡時期。 「入金確認後○日以内に発送」のように期間か期限で。
  7. 申込みの期間の定め。 期間限定販売を行う場合のみ必要です。
  8. 申込みの撤回・解除に関する事項。 返品の可否、条件、送料の負担者です。
  9. 事業者の氏名(名称)・住所・電話番号。 登記された名称と、活動している住所です。
  10. 代表者または責任者の氏名。 法人がウェブで広告する場合に必要です。
  11. ソフトウェアの動作環境。 ソフトウェアを販売する場合のみ必要です。

書き方の具体例は消費者庁の通信販売広告についてのページに、適切な例と不適切な例が載っています。迷ったときは、まずここを見てください。

置き場所はワイヤーフレームを作る設計段階で決めておきましょう。フッターのリンク位置と、購入画面からの導線を先に押さえます。

この章のポイント: 11項目を買う人の疑問の順に並べ替えると、抜けが減ります。自店に関係する項目は省けません。

04ご相談時に不備が多かった項目

要点: ご相談時に既存サイトを確認できた案件では、不備がいちばん多かったのは返品・交換の特約でした。次いで送料、引渡時期です。事業者名や住所より、条件を言葉にする項目でつまずいています。

表記の項目別|不備があった割合とよくある書き方
ECサイトのご相談時に既存の特定商取引法の表記を確認した結果を、項目ごとに不備があった割合とよくある書き方の誤りとしてまとめた集計表
項目 不備があった割合 よくあった書き方
返品・交換の特約 58% 「その都度ご相談」など条件が不明確
送料 44% 「送料実費」「別途お見積り」
商品の引渡時期 41% 「できるだけ早く発送します」
価格・送料以外の費用 37% 代引手数料・梱包料の記載なし
電話番号 29% 記載なし、または通じない番号
代表者・責任者の氏名 26% 法人なのに氏名の記載なし
代金の支払時期 22% 支払方法だけで時期の記載なし
住所 18% 番地の省略、私書箱のみ
事業者の氏名・名称 11% 屋号やサイト名のみ
申込期間の定め 9% 期間限定販売なのに記載なし

出典:ZenWeb Japanへのご相談時に既存サイトの表記を確認できた案件の集計(日本国内、2024〜2026年)。項目は複数該当あり。

並びを見ると、傾向がはっきりしています。会社案内から転記すれば済む項目はよく書けていて、自分で条件を決めないと書けない項目が抜けています。返品も送料も引渡時期も、どうするか決めていないから書けません。

つまり表記は、文章を書く作業ではなく店の運用ルールを決める作業です。決まっていれば、書くのは30分で終わります。

この章のポイント: 不備が集中するのは、運用ルールを決めないと書けない項目です。文面を探す前に条件を決めましょう。

05事業者名・住所・電話番号|屋号だけでは足りない

要点: 法人なら登記簿上の名称、個人事業主なら戸籍上の氏名または登記した商号を書きます。ショップ名や屋号だけでは足りません。住所は番地まで正確に、電話番号は確実につながる番号が必要です。

  • 名称は登記されているものを使います。 サイト名だけの表示は認められません。法人なら登記簿上の名称、個人事業主なら戸籍上の氏名です。
  • 住所は番地まで書きます。 番地を省く書き方や、現に活動していない私書箱だけの表示は認められません。
  • 電話番号は通じる番号を書きます。 番号を載せていても、意図的に取らない状態にしているなら、表示したことになりません。
  • 法人はもう一つ必要です。 代表者か通信販売の業務責任者の氏名を書きます。責任者は代表権がなくても構いません。

電話番号を出したくないというご相談もありますが、代替手段はありません。受付時間を明記し、時間外は折り返しの案内を流せば負担は減らせます。

この章のポイント: 名称・住所・電話番号は省略できません。電話は受付時間を明記し、運用で負担を下げましょう。

06個人事業主の住所問題|自宅を出したくないとき

要点: 自宅で営業している個人事業主でも、住所の表示は必要です。現実的な選択肢は、事業所を別に借りる、実際に活動できる場所を使う、法人化して登記住所を使う、の3つです。

副業やハンドメイドで始めた方から、いちばん多くいただくご相談です。自宅の住所を公開することへの抵抗は、当然だと思います。

ただ、住所を伏せてよい例外はありません。現に活動していない私書箱だけを載せる書き方は、消費者庁の解説でも不適切な例として挙げられています。住所そのものを変える方向で考えます。

  1. 小さな事業所を借りる。 費用はかかりますが確実です。倉庫を兼ねられるなら実務上の利点もあります。
  2. 実際に活動できる場所を契約する。 住所貸しではなく、荷物の受け取りができる契約かを確認します。
  3. 法人化して本店所在地を使う。 将来の取引や与信も考えるなら、結果的に早いこともあります。

いずれも費用は発生します。Shopifyで構築する場合の費用を検討する段階で、住所の費用も一緒に見積ります。

この章のポイント: 住所を伏せる例外はありません。自宅を出したくないなら、別の住所を用意する方向で考えます。

07販売価格・送料・手数料|「送料実費」は認められない

要点: 送料は金額で書きます。「実費」「別途」は認められません。全国一律なら1行で済みますが、地域別なら地域ごとの金額を出すか、運送会社の料金表へリンクします。代引手数料や梱包料も同じです。

価格そのものより、価格に付いてくるお金が見落とされます。

  • 販売価格は消費税込みの金額です。 問い合わせを受けてから実売価格を伝える運用は不可です。
  • 送料は金額表示が原則です。 地域別なら地域ごとの金額を書きます。運送会社の料金表ページへのリンクも認められています。
  • スペースが足りないときは目安でも可です。 最低送料と最高送料、平均送料、数例の表示が認められています。
  • その他の費用も金額で書きます。 「常識程度の梱包料をいただきます」のような書き方は認められません。

支払方法は、使えるものをすべて書きます。一部だけ載せることはできません。決済方法を選ぶときに手数料の負担者まで決めておくと、表記も一度で書き上がります。

支払時期も忘れがちです。「入金確認後に発送します」だけでは書いたことになりません。

この章のポイント: お金に関わる項目はすべて金額で書きます。「実費」では済みません。支払時期の記載漏れにも注意してください。

08項目別|自分で直せた割合と直すまでの時間

要点: 文字を書き換えるだけの項目は、ほとんどご自身で直せています。一方、送料の地域別表示や最終確認画面は改修が必要で、期間も費用も一段上がります。直す順番を決める材料にしてください。

項目別|ご自身で修正できた割合と、直すまでの目安
特定商取引法の表記の修正について、項目ごとに自社で対応できた割合、制作側の作業が必要だった内容、修正完了までの期間の目安をまとめた集計表
項目 ご自身で直せた割合 制作側の作業が必要だった内容 直るまでの目安
事業者名・住所・電話番号 96% ほぼなし(文字の差し替え) 当日
販売価格・支払方法 88% 商品ページとの表記の統一 1〜2日
返品・交換の特約 71% 商品カテゴリ別の出し分け 3〜5日
送料 63% 地域別料金と自動計算の整合 3〜7日
商品の引渡時期 58% 在庫状況による表示の切り替え 1週間
最終確認画面の表示 22% カート画面テンプレートの改修 2〜4週間
定期購入の解約条件 17% 申込画面と解約導線の作り直し 3〜6週間

出典:ZenWeb Japanが表記の見直しを担当した案件の集計(日本国内、2024〜2026年)。期間は着手から公開までの中央値。

文字を直す作業は当日で終わり、画面を直す作業は数週間かかります。この差を知らずに公開日を決めると、必ず間に合いません。

順番としては、当日で直せるものを先に片付けます。そのうえで、時間のかかる画面の改修だけを別のスケジュールに切り出します

この章のポイント: 文字の修正と画面の改修は、必要な時間が大きく違います。分けて進めると全体が早く片付きます。

画面の改修が必要かどうか、先に切り分けませんか。

今のサイトを拝見し、文字の修正で済む項目と改修が要る項目を分けます。 ECサイトのリニューアル時の注意点を読む →


09返品・交換の特約|書かないと8日間の返品を受ける

要点: 通信販売にクーリング・オフの規定はありません。代わりに、返品の特約を表示していないと、商品の引渡しから8日間は買主の送料負担で返品を受けることになります。返品を受けない方針でも、書く必要があります。

「返品を受けたくないから書かない」という判断が、いちばん損をします。書かなかった場合の初期設定が、8日間の返品可なのです。返品を受けないなら、受けないと明記しておくほうが有利になります。

不明確な書き方も認められません。「返品はその都度ご相談に応じます」では、特約を表示したことになりません。次のどちらかで書きます。

  • 応じる場合と応じない場合を例示する。 未開封は8日以内なら応じる、開封済みは応じない、という形です。
  • 応じない場合だけを除外として示す。 「食品と受注生産品を除き、到着後8日以内は返品に応じます」のような書き方です。

送料の負担も書きます。曖昧にすると、返品のたびにやりとりが発生します。

なお、返品条件の分かりにくさはカゴ落ちの原因にもなります。法律への対応と売上への対応が同じ方向を向く、珍しい項目です。

この章のポイント: 返品特約は書かないほうが不利です。応じる・応じないのどちらでも、条件と送料負担を書きましょう。

102022年6月から|最終確認画面にも表示義務

要点: 2022年6月の改正で、購入ボタンを押す直前の最終確認画面にも表示義務が加わりました。分量、価格、支払時期と方法、引渡時期、解除に関する事項、申込期間の6つです。表記ページに書いてあっても、義務を果たしたことにはなりません。

ここが、いちばん見落とされている点です。買う人が最後に見る画面そのものに、取引の中身が出ている必要があります

最終確認画面に表示するのは、次の6つです。

  1. 分量。 商品の数量、サービスなら提供期間や回数。定期購入は各回の分量と総回数です。
  2. 販売価格・対価。 送料がかかるなら送料も含めて示します。
  3. 支払の時期・方法。 定期購入は2回目以降の決済時期も含みます。
  4. 引渡し・提供の時期。 定期購入は次回以降の発送時期も書きます。
  5. 申込みの撤回・解除に関する事項。 解約の期限や違約金があるなら、その内容と金額です。
  6. 申込期間の定め。 期間限定販売なら、その内容を書きます。

消費者庁は、参考資料を通販事業者向けのページで公開しています。画面例つきのガイドラインを自社のカート画面と見比べてください。

この章のポイント: 表示する場所は2か所です。表記ページと最終確認画面は別物で、一方だけでは足りません。

11最終確認画面|対応状況はどう変わってきたか

要点: 施行直後の2022年下期は、6項目すべてが出ていたサイトが3割ほどでした。カート側の標準対応が進み、2026年上期には7割を超えています。ただし残る未対応は、独自構築や古いカートに集中しています。

最終確認画面の表示状況(2022年下期〜2026年上期)
ご相談時に確認したECサイトについて、最終確認画面の6項目の表示状況を年別に集計し、全項目表示・一部のみ・未対応の割合と、改修が必要だった割合をまとめた時系列表
時期 6項目すべて表示 一部のみ 未対応 改修を伴った割合
2022年下期 31% 42% 27% 66%
2023年 45% 38% 17% 54%
2024年 58% 31% 11% 43%
2025年 67% 26% 7% 35%
2026年上期 74% 21% 5% 29%

出典:ZenWeb Japanへのご相談時に最終確認画面を確認できた案件の集計(日本国内、2022〜2026年)。割合は各期の件数に対する比率。

数字が改善したのは、事業者が急に詳しくなったからではありません。主要なカートサービスが標準のテンプレートを更新したことで、何もしなくても表示されるようになった部分が大きいと見ています。

だからこそ、残る未対応が問題です。独自に構築したカートや、テンプレートを大きく作り替えたサイトは標準更新の恩恵を受けません。

この章のポイント: 対応率の改善は、カート側の標準更新によるものが大半です。独自構築や改造をしたサイトほど確認が必要です。

12カート別|表記ページの作り方と注意点

要点: ASP型のカートには専用の入力欄があり、埋めれば表記ページができます。WordPressや独自構築なら固定ページを自分で作り、フッターからリンクします。最終確認画面は、どの方式でもテンプレートの確認が必要です。

  • ASP型のカート(Shopify、BASE、カラーミーショップなど)。 管理画面の入力欄を埋めれば表記ページが生成されます。項目名が法律の用語と違うことがあるので、11項目と突き合わせます。
  • WordPressにEC機能を追加した構成。 固定ページとして自分で作り、フッターとカート画面の両方から辿れるようにします。
  • 独自構築・パッケージ導入。 表記ページは簡単ですが、最終確認画面は自前のテンプレートです。6項目が出ているか目視で確認します。

どの方式でも共通するのが、表記ページと商品ページの内容がずれていないかという点です。商品ページに「送料無料」とあるのに、表記ページには送料の金額が載っている例をよく見かけます。

カートを乗り換える予定があるなら、そのタイミングでまとめて整えるのが効率的です。ECサイトのリニューアルでは表記まわりの作業も一緒に発生します。

この章のポイント: 表記ページはどの方式でも作れます。差がつくのは最終確認画面と、商品ページとのずれです。

13定期購入・サブスクは書く量が増える

要点: 定期購入は各回の分量、各回の価格、総額、2回目以降の決済時期、解約の申出期限、違約金の有無まで書きます。解約を電話で受けるなら、確実につながる番号が必要です。書く量も画面の作り込みも増えます。

定期購入は、トラブルが多かったぶんルールが細かく決まっています。

  1. 各回の分量と総回数。 「初回は1本、2回目以降は2本」のように回ごとに書きます。
  2. 各回の価格と総額。 初回だけ安いなら、2回目以降の価格と支払総額を並べます。
  3. 2回目以降の決済時期と発送時期。 「毎月25日決済、翌月1日発送」のように具体的に書きます。
  4. 解約の申出期限。 「次回発送日の10日前まで」といった期限があるなら、必ず書きます。
  5. 違約金・キャンセル料。 発生するなら、具体的な金額を書きます。

解約を電話で受けるなら、その番号が実際につながる必要があります。かけてもつながらない、折り返しが来ないという状態は、表示義務違反になり得ます。

定期購入のECを構築するときは、この表示要件を先に一覧にしてから画面設計に入りましょう。

この章のポイント: 定期購入は書く項目も作り込みも増えます。解約の導線と電話対応まで含めて設計しましょう。

14規模別|整備にかかる費用と期間

要点: 商品点数100点未満の単品販売なら、表記ページと最終確認画面の整備で10万〜25万円、2〜3週間が目安です。1,000点以上で定期購入があると、55万〜145万円、2〜3か月まで上がります。差を生むのは商品数より出し分けの複雑さです。

規模別|表記ページと最終確認画面の整備費用・期間
ECサイトの規模別に、表記ページの作成、送料表示の整備、最終確認画面の改修について費用と期間の目安をまとめた集計表
作業 費用の目安 期間
商品点数100点未満・単品販売
表記ページの作成・文面整理 3万〜8万円 3〜5日
送料表示の見直し 2万〜5万円 2〜4日
最終確認画面の項目追加 5万〜12万円 1〜2週間
合計の目安 10万〜25万円 2〜3週間
商品点数100〜1,000点
表記ページ・カテゴリ別特約 5万〜12万円 5日〜1週間
地域別送料と自動計算の整合 8万〜20万円 1〜2週間
最終確認画面の改修 12万〜30万円 2〜3週間
合計の目安 25万〜60万円 1〜1.5か月
商品点数1,000点以上・定期購入あり
表記ページ・商品別の特約整理 10万〜25万円 1〜2週間
送料・手数料の出し分け 15万〜40万円 2〜4週間
最終確認画面と解約導線の改修 30万〜80万円 1〜2か月
合計の目安 55万〜145万円 2〜3か月

出典:ZenWeb Japanが表記・最終確認画面の整備を担当した案件の集計(日本国内、2024〜2026年)。金額は税別、既存サイトへの追加作業の場合。

金額の幅を作るのは、商品数そのものではありません。条件が商品ごとに違うかどうかです。全商品が同じ送料・同じ返品条件なら、1,000点あっても作業は軽く済みます。

逆に100点でも、冷蔵品と常温品で送料が違うなら手間は増えます。ECサイトの構築費用の考え方と同じです。

この章のポイント: 費用を決めるのは商品数ではなく、条件の出し分けの数です。条件を揃えられれば費用は下がります。

自社の場合いくらかかるか、目安をお出しします。

商品点数と条件の出し分け、お使いのカートを伺えば、費用と期間の見込みをお伝えできます。 ECサイト制作のサービスを見る →


15まとめ|表記を整える3ステップ

要点: 運用ルールを先に決め、表記ページを書き、最終確認画面を確認する。この順で進めると、文字で直せるものが先に片付き、改修が必要な部分だけを別に進められます。テンプレート探しから始めないのが要点です。

最後に、進め方を3つの手順に整理します。

  1. 運用ルールを決める。 送料、返品条件、発送までの日数、支払方法の4つを書き出します。ここが決まれば文章も決まります。
  2. 表記ページを書く。 11項目を上から埋めます。書けない欄が出たら、条件が決まっていない証拠です。ステップ1に戻ります。
  3. 最終確認画面を確認する。 自分で購入手続きを進め、購入ボタン直前の画面に6項目が出ているか目で確かめます。出ていなければ改修の相談へ。

ECサイトの制作では、これを設計段階に組み込みます。公開後に足すより、作りながら入れるほうが安く、早く終わります

なお、この記事は一般的な解説です。個別の判断は消費者庁の窓口や弁護士にご確認ください。


16よくある質問

要点: ご相談時にいただくことの多い質問をまとめました。個人事業主の扱い、テンプレート、置き場所、書かなかった場合の影響についてお答えします。

1. 個人で少額しか売っていなくても表記は必要ですか

必要です。売上や取引件数による免除はありません。ネットで申込みを受けるなら、個人事業主でも義務があります。氏名は戸籍上の氏名または登記した商号、住所は活動している場所を書きます。

2. テンプレートをそのまま使っても問題ありませんか

枠組みとして使うのは問題ありません。ただし中身は自店の条件に置き換えてください。ひな型は、埋めるべき欄の一覧だと考えます。

3. 表記はどのページに置けばよいですか

専用の固定ページを作り、フッターから全ページで辿れるようにします。「特定商取引法に基づく表記」のように内容が分かるリンク名にし、購入手続きの画面からも辿れるようにしてください。

4. 返品を受けない方針でも書く必要がありますか

あります。むしろ書かないほうが不利です。表示していないと、商品の引渡しから8日間は買主の送料負担で返品を受けることになるためです。「商品に欠陥がある場合を除き、返品には応じません」のように明記してください。

5. 表記ページがあれば最終確認画面の対応は不要ですか

不要にはなりません。2022年6月の改正で、購入ボタン直前の画面にも表示義務が加わりました。分量、価格、支払時期と方法、引渡時期、解除に関する事項、申込期間の6つです。表記ページに書いてあっても、義務を果たしたことにはなりません。

表記と購入画面、一度見せていただけませんか。

今の表記ページと最終確認画面を拝見し、文字の修正で済む項目と改修が要る項目を分けてお伝えします。そのうえで費用と期間の見込みをご提示します。開店前のご相談でも構いません。2000年創業のZenWeb Japanが、日本品質を適正価格でご提供します。

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ご相談は無料です。要件が固まっていない段階でも構いません。内容をうかがったうえで、進め方とお見積りをご提案します。