ホームページ制作の基礎

ホテル・旅館のホームページ制作|直予約を増やす

最終更新日:2026年8月7日 ZenWeb Japan 編集部
結論:ホテル・旅館のホームページ制作は、パンフレット型で40万〜100万円、予約エンジン連携と多言語まで入れると250万〜700万円が市場の目安です。ただ、直予約の数を分けるのは金額ではありません。予約ボタンの行き先と、同料金でも公式で選ばれる理由です。

01はじめに|この記事でわかること

要点:旅館・ホテルのホームページ制作を、稼働率・直予約の損得・必要なページ・予約導線・多言語・費用の順に整理します。金額の全体像はホームページ制作の費用相場もあわせてご覧ください。

「OTAの予約は埋まっているのに、手元に残るお金が増えない」。宿の経営者から、この相談が続きます。

戻っていないのは、旅館という業態の稼働率と、宿が自分で持っている予約経路です。この記事は、2000年創業のWeb制作・システム開発会社ZenWeb Japanが、予約まわりのシステム連携を手がけてきた立場からまとめました。

この章のポイント:公式サイトは、OTAで見つけたお客様が最後に確認しに来る場所です。ここで予約まで進めるかどうかが、利益率を左右します。

まずは全体像を、動画で押さえておきましょう。

地方旅館のWebマーケティングの秘訣 Hinotori大崎氏 地方旅館の実情とOTA依存問題編

出典動画:越境EC・海外WEBマーケティング_世界へボカン(YouTube)


02旅館の稼働率だけ、まだコロナ前に戻っていません

要点:2025年の客室稼働率は、ビジネスホテル75.3%、シティホテル74.2%に対して、旅館は38.4%でした。2019年の旅館は39.6%です。ホテルは戻り、旅館だけがまだ戻っていません。集客の前に、この差が何から来ているかを見ておく必要があります。

観光庁の宿泊旅行統計調査(2025年・年間値)から、施設タイプ別の客室稼働率を並べました。コロナ前の2019年を起点にしています。

施設タイプ別の客室稼働率(2019〜2025年)
旅館・リゾートホテル・ビジネスホテル・シティホテルの客室稼働率を2019年から2025年まで年別に並べたもの
旅館 リゾートホテル ビジネスホテル シティホテル
2019年 39.6% 58.5% 75.8% 79.5%
2022年 33.1% 43.4% 56.7% 50.1%
2023年 36.7% 51.9% 69.2% 68.8%
2024年 36.1% 54.1% 73.7% 72.3%
2025年 38.4% 56.9% 75.3% 74.2%

出典:観光庁「宿泊旅行統計調査」2025年年間値(速報値)、2019〜2024年は確定値。

ビジネスホテルは2019年の水準を超えました。旅館は1.2ポイント届いていません。1泊2食で単価が高く部屋数が少ないぶん、平日の空室がそのまま数字に出ます。

よくある反応が「だからOTAで露出を増やそう」です。ただ、掲載順位を買い、その手数料でまた利益が薄くなる。この循環に入る宿が少なくありません。

稼働率38.4%は、6割以上の部屋が毎日空いているということです。埋める手段を増やすより、埋まった1室の利益率を上げるほうが早く効きます。
この章のポイント:旅館の稼働率はホテルほど戻っていません。露出を足す前に、いまの予約がどの経路から来ていて、1件あたりいくら残っているかを確認してください。

03直予約が利益を変える仕組み|手数料だけの話ではありません

要点:OTA経由の予約には送客手数料がかかります。国内のOTAで1割前後、海外OTAはそれより高くなることが一般的です。直予約が増えると、この分がそのまま残ります。さらに、お客様の連絡先を自分で持てるようになる点も大きな違いです。

手数料の話はご存じでも、月あたりいくら違うのかを計算していない宿は多くあります。下の表は、1泊2名・室料2万円の予約が月100件という前提で、直予約の比率だけを変えた試算です。手数料率は国内OTA10%、海外OTA18%と仮定しました。

直予約比率別の手取り試算(月100件・1件2万円)
直予約比率を10%から40%まで変えたときの月間手数料額と手取り額を並べたモデル試算
直予約比率 月間手数料(イメージ) 月間手数料 年間の差
10% 252,000円 基準
20% 224,000円 +33.6万円
30% 196,000円 +67.2万円
40% 168,000円 +100.8万円

出典:モデル試算(ZenWeb Japan作成、2026年)。国内OTA10%・海外OTA18%、OTA分の内訳を国内7対海外3と仮定。実際の料率は契約により変わります。

直予約が1割から4割に動くと、年間で100万円前後の差が出ます。サイトのリニューアル費用と同じ桁です。ただ、金額より効くのは連絡先です。OTA経由では、お客様のメールアドレスが宿に渡らないことがあります。直予約なら、次の閑散期に案内を出せます。

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この章のポイント:直予約は手数料の節約であると同時に、次の予約につながる連絡先を得る手段でもあります。1件あたりの差額を一度計算してみてください。

04外国人の宿泊は、いま地方のほうが伸びています

要点:2025年の外国人延べ宿泊者数は、三大都市圏が前年比4.9%増、地方部が15.5%増でした。三大都市圏のシェアは2023年の71.5%から67.0%へ下がっています。地方の旅館ほど、多言語対応の優先度が上がっているということです。

同じ統計から、三大都市圏(埼玉・千葉・東京・神奈川・愛知・京都・大阪・兵庫)と、それ以外の地方部を分けて並べました。

外国人延べ宿泊者数の地域別内訳(2023〜2025年)
外国人延べ宿泊者数を三大都市圏と地方部に分け、2023年から2025年までの人泊数と構成比を並べたもの
三大都市圏 地方部 三大都市圏のシェア
2023年 8,417万人泊 3,358万人泊 71.5%
2024年 11,360万人泊 5,086万人泊 69.1%
2025年 11,914万人泊 5,873万人泊 67.0%
2025年の前年比 +4.9% +15.5% −2.1pt

出典:観光庁「宿泊旅行統計調査」2025年年間値(速報値)。地方部は全国値から三大都市圏を差し引いて算出。

地方部の伸びが、三大都市圏の3倍以上あります。都市部で泊まりきれない需要が周辺へ広がっている、という見方もできます。問題は、地方の旅館ほど公式サイトが日本語だけという点です。海外のお客様は海外OTAで宿を見つけ、公式サイトを開き、読めないので戻ります。手数料の高い経路に返している状態です。

この章のポイント:外国人宿泊の伸びは地方に移っています。地方の旅館にとって、多言語対応は「余裕ができたらやること」ではなく、いま直予約を取りこぼしている場所です。

05ホテル・旅館のサイトに、最低限いる9つのページ

要点:宿の公式サイトに最低限必要なのは、トップ・客室・料理・温泉/館内・宿泊プラン・アクセス・よくある質問・宿泊約款/各種規定・予約の9つです。ここが揃っていないと、OTAから来たお客様が確認したいことを確認できません。

OTAで宿を見つけたお客様は、公式サイトを開きます。見るのは、OTAに載っていない情報です。

  • トップページ。写真1枚と1行で「どんな宿か」を出します。
  • 客室ページ。部屋タイプごとに独立させます。理由は次の章で書きます。
  • 料理ページ。朝食と夕食を分け、季節の献立まで載せます。
  • 温泉・館内ページ。泉質、時間帯、貸切の有無。家族連れはここで選びます。
  • 宿泊プランページ。公式限定プランを置きます。直予約の理由になる場所です。
  • アクセスページ。送迎の有無と車での所要時間。地図だけでは足りません。
  • よくある質問ページ。チェックイン時間、添い寝、アレルギー、駐車場。電話が減ります。
  • 宿泊約款・各種規定ページ。キャンセル料の条件を予約前に読める場所へ。
  • 予約ページ。予約エンジンへの入口。全ページから届く場所に。

抜けがちなのは「よくある質問」と「宿泊約款」です。集客には見えませんが、予約直前の不安を取ります。構成の考え方はコーポレートサイトに必要なページ構成や、同じ来店型の飲食店のホームページ制作もご覧ください。

この章のポイント:この9ページは、公式サイトが「確認の場所」として働くための最低ラインです。写真を増やす前に、抜けがないか確認してください。

06客室・料理・温泉ページは、載せる順番で決まります

要点:客室は部屋タイプごとに1ページへ分けます。料理と温泉は、写真の枚数より並べる順番です。最初に夕食の全景と湯船の全景を置き、素材や作り手の話は後ろに回すと、最後まで読まれるようになります。

多くの宿では、客室ページが1枚です。そこに10種類の部屋が並びます。1タイプ1ページにすると、こう変わります。

  1. 部屋タイプ名で検索に載る。「〇〇温泉 露天風呂付き客室」に、その部屋のページが直接当たります。
  2. 写真を増やせる。窓からの景色、水回り、寝具まで載せられます。
  3. 予約ボタンを部屋単位で置ける。その部屋の空室検索へ飛ばせます。
  4. OTAとの差が出る。OTAの部屋説明は文字数が限られます。公式なら選ぶ理由まで書けます。

写真は「広さが分かる引きの1枚」から始めてください。寄りばかりだと予約後の落差になります。

料理と温泉は、写真の枚数より並べる順番です

料理ページは客室の次に見られます。よくあるのは、料理長の紹介から始まり、最後に献立が出る形です。作り手には自然でも、読む側の関心とは逆です。

  • 1枚目は夕食の全景。お膳を上から撮った1枚。品数と量が一目で分かります。
  • 2枚目以降で主菜に寄る。ここで初めて素材の話をします。
  • 朝食は独立させる。写真が1枚もない宿は多いのですが、家族連れはここも見ています。
  • アレルギー対応を明記。「事前にご相談ください」の一行で離脱が減ります。
  • 料理長の紹介は最後。ここまで読んだ人には効きます。最初だと飛ばされます。

温泉も同じです。泉質の説明より先に、湯船の全景と入浴できる時間を出します。貸切風呂は料金と予約方法まで同じページに書いてください。

この章のポイント:部屋タイプごとに分けると、検索で拾える言葉が増えます。料理と温泉は関心の高い順に並べ直してください。

07予約ボタンを押したあとに、段差ができていませんか

要点:直予約が伸びない宿の多くは、予約ボタンの先で止まっています。押した瞬間に別ドメイン・別デザインの画面へ飛び、お客様が「別のサイトに来てしまった」と感じる。この段差をなくすことが、デザインの刷新より先です。

宿の予約は、予約エンジン(ブッキングエンジン)という別のシステムで受け付けます。問題は、そのつなぎ目です。

  • ドメインが変わる。予約システム会社のURLへ飛びます。慎重なお客様ほど手が止まります。
  • デザインが変わる。色もフォントも変わり、宿の世界観が途切れます。
  • 日付を入れ直す。公式サイトで選んだ日付が引き継がれず、やり直しになります。
  • スマホで文字が小さい。予約画面だけ対応が古く、拡大しないと読めません。

制作会社の裁量で直せる部分と、予約エンジン側の仕様で決まる部分があります。依頼の前に「いま使っている予約エンジンは何か」を必ず伝えてください。仕組みを見直す段階なら、予約システムを導入する方法でパッケージと自社開発の違いを整理しています。運用に合わせて作り込む場合はWebシステム開発の領域になります。

写真の重さも確認してください。撮影したままの大きな画像を並べると、モバイル回線では読み込みが遅くなります。目安はスマホ対応していないホームページのリスクWordPressの表示が遅い原因と高速化の方法にまとめています。

この章のポイント:直予約が止まる場所は、たいてい予約ボタンの先にあります。スマホで最後まで予約してみてください。段差はすぐ分かります。

08同じ料金なら、お客様はOTAで予約します

要点:公式サイトとOTAが同じ料金・同じ内容なら、ポイントが付くOTAが選ばれます。直予約を増やすには、公式だけの理由が必要です。値引き以外にも、部屋の指定、チェックアウト延長、貸切風呂の優先予約といった手があります。

「公式サイトからのご予約がお得です」と書いてあるのに、実際は同じ料金。この宿は少なくありません。同じ金額でポイントが付くなら、お客様はOTAで予約します。公式サイトは情報を見る場所として使われ、予約は別の場所で終わります。

値引きで対抗する必要はありません。利益を削りますし、OTA側の料金規定に触れる場合もあります。代わりに原価のかからない特典を用意します。

  1. 階数・眺望を指定できる。同じ部屋タイプでも上層階や角部屋を選べます。原価はゼロです。
  2. チェックアウトを1時間延ばせる。清掃の回し方次第ですが、平日なら対応できます。
  3. 貸切風呂を先に押さえられる。直予約のお客様だけ、事前予約枠を用意します。
  4. 売店の割引券や送迎の優先。金額が小さくても決め手になります。

この特典は、プランページの上のほうに書いてください。フッターの小さな文字では気づかれません。

いまのサイトのどこで止まっているか、見てほしい方へ

予約導線と公式特典の出し方を、いまのサイトのまま拝見して整理します。 ホームページリニューアルの内容を見る →

この章のポイント:直予約の理由は、値引き以外にも作れます。原価のかからない特典を3つ決めて、プランページの目立つ場所に書いてください。

09多言語対応は、自動翻訳では足りません

要点:翻訳プラグインを入れただけの英語ページは、検索に載りにくく、内容も日本語版のまま残ります。海外のお客様が知りたいのは、部屋の写真より、靴を脱ぐのか、タトゥーで入浴できるか、食事の時間は決まっているかです。

多言語対応というと翻訳の話になりますが、宿の場合はもう一段前に、載せる中身の話があります。日本のお客様には説明不要のことが、海外の方には分かりません。

  • 共同浴場の作法。体を洗ってから入る、タオルを湯に入れない。写真つきで示します。
  • タトゥーの可否。検索されている言葉です。可でも不可でも、書いてある宿が選ばれます。
  • 夕食の時間が決まっていること。18時開始と書かないと、到着が遅れてトラブルになります。
  • 浴衣と館内の履物。どこまで着ていいのか、写真で示します。

英語版は直訳ではなく、この説明を足した別の構成にします。検索でも別のページとして扱われるように作ります。

費用は多言語サイト制作の費用と注意点で整理しています。海外向けの発信を広げる場合は越境ECサイト構築の費用と手順の考え方も参考になります。

この章のポイント:英語版で必要なのは、翻訳より説明です。入浴の作法、タトゥー、食事時間の3つを書くだけでも、当日のトラブルが減ります。

10費用の目安|4つの型で考える

要点:ホテル・旅館のホームページ制作費は、どこまで作り込むかで4つの型に分かれます。パンフレット型で40万〜100万円、予約連携型で100万〜250万円、多言語対応型で250万〜450万円、複数施設・独自開発型で450万〜700万円が市場の目安です。

金額の幅は、写真の枚数ではなく予約と言語の扱いで決まります。4つの型に整理しました。

宿泊施設サイトの型別・費用帯と含まれるもの
ホテル・旅館のホームページを4つの型に分け、費用帯・含まれる内容・向いている施設規模を並べたもの
費用の目安 含まれるもの 向いている施設
パンフレット型 40万〜100万円 10ページ前後、既存の予約エンジンへリンク、スマホ対応 10室以下の小規模旅館・民宿
予約連携型 100万〜250万円 客室1タイプ1ページ、空室カレンダー埋め込み、プラン管理 10〜40室の旅館・ホテル
多言語対応型 250万〜450万円 英語・中国語など複数言語、言語別の構成、海外決済の導線 インバウンド比率の高い施設
複数施設・独自開発型 450万〜700万円 複数館の横断予約、会員機能、基幹システム連携 2館以上を運営する事業者

出典:国内の制作・開発案件で一般的に見られる価格帯を整理した参考値(2024〜2026年)。実際の金額は要件により変わります。

ZenWeb Japanの料金は見積り制です。上の表は市場の目安です。加えて、公開後は毎月の運用費(サーバー、メンテナンス、プラン更新の代行)がかかります。初期費用だけで比べると、あとで差が出ます。ホームページ保守費用の相場もあわせて確認してください。

この章のポイント:費用を分けるのは予約連携と言語の数です。どの型に当たるかを決めてから、見積りを取りに行ってください。

11サイトに載せておきたい、法令まわりの情報

要点:国際観光ホテル整備法にもとづく登録ホテル・旅館は、宿泊料金と宿泊約款を観光庁へ届け出る必要があります。登録施設でなくても、宿泊約款とキャンセル規定は公開しておくのが一般的です。予約前に読める場所へ置いてください。

後回しになりがちですが、トラブルの多くはここに関わります。観光庁の宿泊料金・宿泊約款の届出に、登録ホテル・旅館の届出義務がまとめられています。登録施設以外に作成義務はありませんが、実務では用意している宿がほとんどです。

  • 宿泊約款。契約の成立、宿泊の拒否、責任の範囲。ひな形を使う場合も自館の運用に合わせます。
  • キャンセル規定。何日前から何%か。予約画面だけでなく独立したページにも置きます。
  • 個人情報の取り扱い。予約フォームで情報を受け取る以上、必要です。
  • 入湯税・サービス料。表示価格に含むのか別途か。ここが原因の行き違いは多くあります。
  • 事業者情報。会社名、所在地、代表者、連絡先。物販や体験の申込を受けるなら、特定商取引法にもとづく表記も必要です。

あとから足すと予約導線の途中に入り込み、離脱の原因になります。設計の段階で置き場所を決めてください。

この章のポイント:約款とキャンセル規定は、予約前に読める場所へ。位置を設計段階で決めておくと、あとから導線を壊さずに済みます。

12見積りを取る前に、館内で決めておく5つのこと

要点:複数の制作会社から比べられる見積りをもらうには、前提を先に揃える必要があります。予約エンジン、言語、写真、更新担当、公開希望日。この5つが決まっていれば、金額の差が「何の差か」まで読めるようになります。

同じ要望を伝えたのに、3社の見積りが80万円と240万円と500万円。原因の多くは、前提が揃っていないことです。

  1. 予約エンジンを確認する。継続するのか、乗り換えるのか。設計も金額も変わります。
  2. 対応する言語を決める。日本語だけか、英語まで入れるか。増えるほど準備も増えます。
  3. 写真を撮り直すか決める。撮影を含めるかで数十万円の差が出ます。
  4. 更新の担当者を決める。館内で更新するのか、都度依頼するのか。運用費の分かれ目です。
  5. 公開希望日を決める。繁忙期の予約が動く前に公開したいなら、3〜4か月前から動きます。

この5つを紙1枚にまとめて渡すだけで、見積りの精度が変わります。見方はホームページ制作の見積書の見方、依頼先で迷うならホームページ制作会社の選び方をご覧ください。

開発規模が大きいと、国内だけで人手を確保しにくくなります。オフショア開発とは?メリットと失敗しない進め方も知っておくと、体制の相談がしやすくなります。

この章のポイント:見積りが揃わないのは、前提が揃っていないからです。5つを紙1枚にまとめてから、複数社に声をかけてください。

13まとめ|まず、予約ボタンの行き先を確認してください

要点:旅館・ホテルのホームページ制作で直予約を増やす近道は、デザインの刷新ではありません。予約ボタンの先にある段差をなくすこと、そして公式で予約する理由を作ること。この2つが先です。

この記事で見てきたことを、順番に並べ直します。

  • 旅館の稼働率は38.4%で、ホテルほど戻っていません。露出を足す前に、1件あたりの利益を見ます。
  • 直予約が1割から4割に動くと、年間100万円前後の差が出ます。連絡先が手に入る点も違います。
  • 外国人の宿泊は地方のほうが伸びています。地方の旅館ほど、英語版の優先度が上がっています。
  • 予約ボタンの先に段差があると、そこで止まります。スマホで一度、最後まで通してみてください。

今日できることは1つです。スマホで公式サイトを開き、予約ボタンから決済の直前まで進んでみてください。手が止まった場所が、最初に直すところです。

制作の全体像はホームページ制作サービスを、業種別は美容室・サロンのホームページ制作人材紹介会社のホームページ制作製造業のホームページ制作もご覧ください。


14よくある質問

要点:旅館・ホテルのホームページ制作について、宿の経営者から実際に多い質問をまとめました。制作期間、予約エンジンの扱い、OTAとの併用、リニューアルの判断を整理しました。

1. 旅館のホームページ制作にはどのくらい期間がかかりますか

10ページ前後のパンフレット型で2〜3か月、予約エンジン連携まで含めると3〜5か月が目安です。撮影を入れると、季節を待つぶんさらに延びます。繁忙期の前に公開したいなら、そこから逆算してください。

2. いま使っている予約エンジンは変えないといけませんか

変える必要はありません。多くの制作では既存の予約エンジンをそのまま使い、公式サイト側のつなぎ方を整えます。ただし、スマホ表示や日付の引き継ぎが予約エンジン側の仕様で直せないなら、乗り換えも選択肢です。

3. OTAをやめて直予約だけにするべきでしょうか

おすすめしません。OTAは、まだ宿を知らないお客様に見つけてもらう場所です。目指すのは、OTAで見つけて公式で予約してもらう流れ。直予約の比率を少しずつ上げる形が現実的です。

4. リニューアルすべきか、部分的な改修で足りるか、どう判断しますか

スマホで予約が最後まで進むかが分かれ目です。進むなら、客室ページの分割や公式特典の追加で足ります。途中で止まる、拡大しないと読めないなら、全体のリニューアルを検討する段階です。

直予約を増やすサイトを、一緒に設計しませんか

いまの公式サイトと予約エンジンを拝見し、どこで予約が止まっているかを整理したうえで、必要な範囲だけをお見積りします。

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