WordPress活用

カスタム投稿タイプとは?WordPressの活用例

最終更新日:2026年8月12日 ZenWeb Japan 編集部
結論:カスタム投稿タイプとは、WordPressの「投稿」「固定ページ」とは別に、自分で増やせる記事の入れ物です。実績、製品、よくある質問のように同じ形をした情報が20件を超えたら、分ける価値があります。作り方はプラグインとコードの2通り。ただ、運用が続くかどうかを決めるのは作り方ではなく、最初に決める識別子とURLです。

01はじめに|この記事でわかること

要点:この記事では、カスタム投稿タイプとは何かを、企業サイトの担当者が「自社に必要かどうか」を判断できるところまでご紹介します。活用例、投稿や固定ページとの違い、作り方、後から変えられない設定の順に整理しました。WordPress制作・保守の現場で見てきた内容です。

「実績ページが増えすぎて、お知らせと混ざってしまって」。公開から2年ほど経った企業サイトのご相談で、この一言をよく聞きます。

最初は10件ほどで、カテゴリーで分けて運用していた。それが50件を超えたあたりから、目的の1件を探すのに時間がかかります。担当者が代わると、どこに入れるのかもあいまいになっていきます。

カスタム投稿タイプは、この「混ざる」を根本から止める機能です。ただし、あとから変えにくい設定があります。だからこそ、作る前に知っておいてほしいことがあります。

お伝えするのは、2000年創業のWeb制作会社ZenWeb Japanが、企業サイトの構築とメンテナンスで積み上げてきた記録です。編集画面そのものの操作についてはブロックエディタの使い方で整理しています。

この章のポイント:投稿が増えて探しにくくなってきたら、カスタム投稿タイプの検討時期です。ただし、作り方より先に決めるべきことがあります。

まずは全体像を、動画で確認しておきましょう

【カスタム投稿タイプとは】WordPressカスタム投稿と作り方概要

出典動画:WEBST8(YouTube)


02カスタム投稿タイプとは何か

要点:カスタム投稿タイプとは、WordPressの「投稿」「固定ページ」に加えて、自分で追加できる記事の入れ物です。追加すると管理画面に専用メニューが増え、その種類だけの一覧ページを持てます。WordPressでのサイト構築では、実績や製品の管理によく使います。

イメージしやすいのは、事務所のファイルキャビネットです。引き出しが1つしかなければ、請求書も現場写真も求人票も同じ場所に入ります。引き出しを増やして種類ごとに分ける。カスタム投稿タイプがやっているのは、これと同じことです。

追加すると、次の3つが手に入ります。

  • 管理画面の専用メニュー。「実績」「製品」といったメニューが左側に並び、お知らせとは別の場所で編集できます。
  • その種類だけの一覧ページ。実績なら実績だけが並ぶ一覧を、サイト側に用意できます。
  • 種類ごとの見せ方。実績は写真を大きく、製品は仕様を表で。1つずつデザインを変えられます。

ここで混乱しやすいのが、名前が2つあることです。管理画面に表示される日本語のラベルと、内部で使う識別子は別物です。識別子は半角英数字で付けます。WordPress公式のプラグイン開発ハンドブックでは、識別子を20文字以内にすること、他のプラグインと衝突しないよう接頭辞を付けることが推奨されています。

「product」のような一般的すぎる名前は避けてください。同じ名前を使うプラグインを後から入れると、両方の記事が混ざります。

この章のポイント:カスタム投稿タイプとは、記事の種類を増やす機能です。管理画面のメニュー、一覧ページ、見せ方の3つが種類ごとに分かれます。

03投稿・固定ページとの違い

要点:投稿は時系列に並ぶもの、固定ページは単体で独立したもの、カスタム投稿タイプは「同じ形のものが増え続ける」ときに使うものです。基準は件数の見通しで、これ以上増えないなら固定ページで足ります。

比べる点 投稿 固定ページ カスタム投稿タイプ
主な用途 お知らせ、ブログ 会社概要、お問い合わせ 実績、製品、よくある質問
一覧ページ 最初からある 自分で作る必要がある 最初からある
分類(カテゴリー) 共通のものを使う なし 専用のものを作れる
親子の階層 持てない 持てる 設定で選べる
件数の見通し 増え続ける ほぼ変わらない 増え続ける

迷ったときの目安は、これから何件になるかです。10件以下で打ち止めなら固定ページ。増え続けてもお知らせと性質が同じなら、投稿にカテゴリーを足せば足ります。増え続けて、入力する項目もお知らせと違うなら、カスタム投稿タイプの出番です。

サイト全体の並びを先に描いておくと、この判断がぐっと早くなります。サイト構成図の作り方もあわせてご覧ください。

この章のポイント:違いは「増えるかどうか」と「入力する項目が同じかどうか」の2点です。件数が読めないうちは、投稿にカテゴリーを足して様子を見る手もあります。

04企業サイトでの活用例

要点:企業サイトでよく使われるのは、制作実績、よくある質問、製品一覧、採用の募集職種、セミナー情報、店舗・拠点の6つです。共通しているのは「同じ項目を毎回入力する」情報であることです。入力欄が決まっているものほど、分けた効果が出ます。

実際のご相談でよく出てくる使いどころを、順に挙げます。

  • 制作実績・導入事例。案件名、業種、写真、担当範囲。毎回同じ項目を入れるので、専用の入力欄があると迷いません。
  • よくある質問。質問と回答が対になっています。分けておけば、サービスページの下に一部だけ差し込めます。
  • 製品・サービス一覧。型番、仕様、価格帯。表で見せる情報が多く、投稿の自由入力とは相性がよくありません。
  • 採用の募集職種。募集要項は書式が決まっています。募集終了の切り替えも、お知らせと分けるほうが安全です。
  • セミナー・イベント。開催日で並べたい情報です。公開日順に並ぶ投稿とは、軸が違います。
  • 店舗・拠点。住所と地図と営業時間。増えるたびにページを手作りするのは、続きません。

逆に、分けないほうがよいものもあります。年に1〜2回しか触らない「代表挨拶」や「アクセス」は、固定ページのままで十分です。入れ物を増やすほど、メニューは長くなります。

どの情報をどのページに置くかは、設計の段階で決めておくとやり直しが減ります。ワイヤーフレームの作り方で、この決め方をご紹介しています。

この章のポイント:入力する項目が毎回同じ情報ほど、カスタム投稿タイプに向いています。年に数回しか触らないページは、分けないほうが管理が楽です。

分けるべき情報かどうか、いちど整理しませんか。

いまのサイトの中身を拝見して、カスタム投稿タイプにする情報と固定ページのままでよい情報を切り分けてお伝えします。 WordPress制作の対応範囲を見る →


05実際に作られた投稿タイプの内訳

要点:カスタム投稿タイプを導入した企業サイトで、最も多く作られたのは制作実績・導入事例で68%でした。次いでよくある質問が54%、製品・サービス一覧が47%です。上位3つはいずれも、営業の場面で見せる情報でした。

実際に作られた投稿タイプ
カスタム投稿タイプを導入した企業サイトで作られた投稿タイプの種類別割合と主な中身
投稿タイプ 作られた割合 主な中身
制作実績・導入事例
68%
案件名、業種、写真、担当範囲
よくある質問
54%
質問と回答の組
製品・サービス一覧
47%
型番、仕様、価格帯
採用の募集職種
33%
募集要項、勤務地、雇用形態
セミナー・イベント
26%
開催日、会場、申込先
店舗・拠点
21%
住所、地図、営業時間
スタッフ紹介
18%
顔写真、担当、経歴
ダウンロード資料
12%
PDF、登録フォーム

出典:ZenWeb Japanが構築・メンテナンスを担当した企業サイトの記録、2024〜2026年、日本国内。

上位3つに共通するのは、営業の場面で見せる情報だという点です。商談中に「実績を見せてください」と言われて開くページ。この使われ方をするほど、探しやすさが効いてきます。

下位のスタッフ紹介は、件数が少ないまま止まることが多い情報です。10人以下なら、固定ページ1枚にまとめても運用は回ります。

この章のポイント:最初に分けるなら、制作実績かよくある質問です。営業で使う頻度が高く、件数も増え続けるためです。

06カスタム分類とカスタムフィールド

要点:カスタム投稿タイプは入れ物、カスタム分類は仕分けのラベル、カスタムフィールドは入力欄です。この3つはセットで考えます。入れ物だけ作って入力欄がないと、結局は自由入力になり、書き方がばらつきます。

3つの役割を、実績ページで説明します。

  • カスタム投稿タイプ=入れ物。「実績」という引き出しそのものです。
  • カスタム分類(タクソノミー)=ラベル。「業種」「対応内容」といった仕分けの軸です。投稿のカテゴリーやタグにあたるものを、実績専用に用意します。
  • カスタムフィールド=入力欄。「クライアント名」「公開URL」「担当範囲」など、決まった項目を入れる箱です。

ここを省くと、担当者は本文にすべてを書くことになります。社名を正式名称で書く人もいれば、屋号だけで書く人も出てきます。半年後に業種で絞り込もうとして、絞り込めないことに気づきます。

カスタムフィールドは専用のプラグインで追加するのが一般的です。ただ、便利だからと入れすぎると、表示速度とメンテナンスの手間に跳ね返ります。選び方はWordPressプラグインの選び方で整理しています。

分類の軸も2つまでに抑えてください。業種と地域と規模と担当者、と増やすと、登録のたびに4回選ぶことになります。担当者はそのうち選ばなくなります。

この章のポイント:入れ物・ラベル・入力欄の3点セットで設計してください。入力欄がないカスタム投稿タイプは、ただのフォルダ分けで終わります。

07分ける前と後で変わったこと

要点:実績を投稿にまとめていた頃と、カスタム投稿タイプに分けた後を比べると、1件の登録時間は約18分から約9分に短くなりました。入力漏れは24%から7%へ。差が最も大きかったのは、担当交代後に更新が止まった割合です。

投稿にまとめた場合と分けた場合
実績情報を投稿にまとめて運用した場合とカスタム投稿タイプに分けた場合の登録時間、入力漏れ、修正依頼件数の比較
項目 投稿にまとめていた頃 分けた後
1件を登録する時間 約18分 約9分
公開後に見つかった入力漏れ 24% 7%
分類の付け間違い 19% 4%
制作会社への修正依頼(年間・1サイト) 5.4件 1.6件
担当交代後に更新が止まった割合 38% 12%

出典:ZenWeb Japanが構築・メンテナンスを担当した企業サイトの記録、2024〜2026年、日本国内。

登録時間が半分になったのは、入力欄が決まっているからです。何をどこに書くか考える時間が、そのまま消えます。

ただ、いちばん効いたのは最後の行です。入力欄が並んでいれば、引き継ぎ資料がなくても、新しい担当者は埋めるべき場所がわかります。

担当交代後に更新が止まった割合は、38%から12%へ。入力欄の有無が、引き継ぎの成否を分けています。
この章のポイント:分けて得られる効果は、時短よりも「止まらないこと」です。人が入れ替わっても更新が続く形になります。

08作り方は3つある

要点:作り方は、専用プラグインを使う、テーマのファイルに書く、自社用のプラグインを作るの3つです。手軽なのはプラグイン、長く使うなら自社用プラグインです。テーマに書く方法は、将来テーマを変えたときに記事が見えなくなります。

3つの違いを、判断に必要な点だけ整理します。

  • 専用プラグインを使う。管理画面のフォームに入力するだけで追加できます。ただし、そのプラグインを停止すると一覧が表示されなくなります。
  • テーマのファイルに書く。制作会社がよく使う方法で、追加費用がかかりません。ただし、テーマを変更すると投稿タイプの登録ごと消えます。
  • 自社用のプラグインを作る。テーマから切り離して登録するので、デザインを変えても中身は残ります。長く使うサイトでは、これが安全です。

テーマに書く方法は多くのサイトで使われていますが、リニューアルのときに必ず問題になります。テーマは見た目、投稿タイプは中身。役割の違うものを1か所にまとめているためです。WordPressのテーマの選び方でも触れている論点です。

実績用の投稿タイプを追加する手順

どの方法でも、進め方は共通です。この順番なら、公開後の作り直しがほとんど出ません。

  1. 名前と識別子を決める。管理画面に出す日本語名と、内部で使う半角英数字の識別子を、先に紙に書き出します。識別子は後から変えられません。
  2. 一覧ページのURLを決める。「/works/」のように、一覧のアドレスをどうするかを決めます。ここも後から変えると、既存のURLが切れます。
  3. 入力する項目を洗い出す。実績なら案件名、業種、写真、公開の可否など。多すぎると担当者が入力をやめるので、5〜7項目に絞ってください。
  4. テスト環境で作り、3件だけ登録する。本番でいきなり作らないでください。3件入れてみると、足りない項目と要らない項目が見えてきます。
  5. 一覧と詳細の表示を確認して公開する。パソコンとスマートフォンの両方を見ます。既存のお知らせ一覧に混ざっていないかも確認してください。

自分で試したものの途中で行き詰まる、というご相談もよくいただきます。よくあるつまずき方はWordPressを自作して挫折する典型パターンにまとめました。

この章のポイント:3年以上使うサイトなら、テーマに書く方法は避けてください。リニューアル時に、記事ごと見えなくなります。

09作り方別の不具合の内訳

要点:1年以内に不具合が出た割合は、テーマのファイルに書いた場合が35%で最も高く、自社用プラグインは9%でした。プラグイン利用は22%です。手間の少なさと、あとで困る確率は逆の関係にあります。

作り方別・1年以内の不具合
カスタム投稿タイプの作り方別に見た採用割合、1年以内の不具合発生率、代表的な症状と復旧の目安
作り方 採用割合 1年以内の不具合 代表的な症状 復旧の目安
専用プラグイン 41% 22% 停止すると一覧が消える 半日
テーマのファイルに記述 34% 35% テーマ変更で記事が見えなくなる 1〜3日
自社用プラグイン 25% 9% 影響が出ても範囲が狭い 半日以内

出典:ZenWeb Japanが構築・メンテナンスを担当した企業サイトの記録、2024〜2026年、日本国内。

どの方法でも、記事そのものは消えていません。データベースには残っていて、見えなくなっているだけです。とはいえ、復旧に1〜3日かかるあいだ、実績一覧も製品一覧も表示されないままです。事故と変わりません。

この章のポイント:作るときの手軽さと、あとで困る確率は逆に動きます。長く使うサイトほど、最初に手間をかけた方法が有利です。

10後から変えにくい3つの設定

要点:あとから変えにくいのは、識別子、一覧ページのURL、親子階層の有無の3つです。とくにURLは、変えると公開済みのアドレスが切れます。作る前の30分で、あとの数日が浮きます。

順に見ていきます。

  • 識別子(半角英数字の名前)。データベースに保存される名前です。変えると既存の記事がその投稿タイプに属さなくなり、一括で書き換える作業が必要になります。
  • 一覧ページのURL。「/works/」を「/case/」に変えると、公開済みのアドレスがすべて変わります。名刺やチラシに載せたURLも、検索からの導線も切れます。
  • 親子階層の有無。あとから階層ありに変えても、登録済みの記事に親子関係は付きません。1件ずつ設定し直すことになります。

この3つを決めるのに、実際にかかる時間は30分ほどです。関係者が集まって、一覧のURLをどうするか、業種で分けるか対応内容で分けるかを話すだけです。

それでも、公開後に変えたい場面は出てきます。そのときは必ず先にバックアップを取ってください。方法はWordPressのバックアップ方法にまとめています。URLを変えるなら、古いアドレスからの転送設定も必要です。飛ばすと、検索から来た方が404ページに着きます。

この章のポイント:識別子・URL・階層の3つは、作る前に決めてください。変更にかかる手間は、決めるのにかかる時間の何十倍にもなります。

いまの設計のまま進めて大丈夫か、先に確かめませんか。

識別子とURLの付け方を拝見して、将来つまずきそうな箇所と直す手間をお伝えします。 保守代行で頼める範囲を確認する →


11年別・導入状況の推移

要点:カスタム投稿タイプを使っている企業サイトの割合は、2022年の41%から2026年には69%まで増えました。1サイトあたりの投稿タイプ数も1.6種類から3.1種類へ。分けること自体が、企業サイトの標準的な作り方になりつつあります。

年別・カスタム投稿タイプの導入状況
メンテナンス契約中の企業サイトにおけるカスタム投稿タイプの利用割合と1サイト平均の投稿タイプ数の年別推移
使っているサイトの割合 1サイト平均の種類数 その年の主な変化
2022年 41% 1.6種類 実績ページの分離が中心
2023年 48% 1.9種類 よくある質問の分離が増加
2024年 56% 2.3種類 採用ページの分離が増加
2025年 63% 2.7種類 編集画面の対応が進み設計が容易に
2026年 69% 3.1種類 情報の種類ごとに整える設計が定着

出典:ZenWeb Japanがメンテナンスを担当した企業サイトの記録、2022〜2026年、日本国内。

ただ、種類数が3を超えたあたりから別の課題が出てきます。管理画面のメニューが長くなり、担当者が「どれに入れるんでしたっけ」と迷い始めるのです。4種類を超えるなら、一度立ち止まってください。分けすぎているか、投稿の分類で足りていた可能性があります。

この章のポイント:導入は増えていますが、多ければよいものではありません。3種類前後が、担当者が迷わず使える範囲です。

12制作会社に依頼する線引き

要点:日々の記事の追加と修正は社内で十分です。投稿タイプそのものの追加、URLの変更、一覧ページの表示調整は制作会社にご依頼ください。判断の基準は「戻せる作業かどうか」です。

社内で回せる作業と、任せたほうがよい作業を分けます。

  • 社内でできること。記事の追加、写真の差し替え、分類の付け直し、公開と非公開の切り替え。失敗しても戻せます。
  • 依頼したほうがよいこと。投稿タイプの追加と削除、URLの変更、入力欄の追加、一覧の並び順やデザインの変更。戻すのに手間がかかります。

境目は「元に戻せるか」です。記事を1本消しても、ゴミ箱から戻せます。投稿タイプを消すと、その中の記事は管理画面から見えなくなります。テスト環境を用意してから触るべき作業は、社内で無理に進めないでください。

ZenWeb Japanでは、WordPressでのサイト構築と保守を一貫してお受けしています。投稿タイプの設計見直しや運用サポートも承ります。日常の編集操作はブロックエディタの使い方を、費用感はWordPress保守代行の相場をご覧ください。

この章のポイント:戻せる作業は社内で、戻せない作業は制作会社へ。この線引きだけ決めておけば、事故はほとんど起きません。

13まとめ|カスタム投稿タイプとは

要点:カスタム投稿タイプとは、記事の種類を増やす機能です。同じ項目を毎回入力する情報が増え続けるなら、分ける価値があります。決め手になるのは作り方ではなく、識別子とURLと階層の3つを作る前に決めておくことです。

まず、分けるかどうかの判断です。件数が増えて、入力する項目も決まっているなら分けてください。10件で打ち止めなら、固定ページのままで足ります。

次に作り方です。3年以上使うサイトなら、テーマのファイルに書く方法は避けてください。テーマを変えたときに、記事ごと見えなくなります。

そして、いちばん大事なところ。識別子、一覧のURL、親子階層の3つは作る前に決めてください。ここに使う30分が、あとの数日を守ります。入れ物を作ることより、何をどう分けるかを決めるほうが、ずっと難しい仕事です。


14よくある質問

要点:カスタム投稿タイプについて、企業サイトのご担当者からよくいただく質問をまとめました。あとから追加できるか、既存の記事を移せるか、削除するとどうなるかの3つが中心です。

1. カスタム投稿タイプは、あとから追加できますか?

追加できます。サイト公開後でも問題ありません。公開から1〜2年経って「実績が増えてきたので分けたい」というご相談は多くいただきます。ただし、追加そのものより、既存の記事をどう移すかで手間が変わります。件数が多い場合は、移行の方法を先に決めてから作業してください。

2. いま投稿にある記事を、カスタム投稿タイプに移せますか?

移せます。専用のプラグインを使えば、記事の種類をまとめて変更できます。ただし、移した記事のアドレスは変わるので、古いURLからの転送設定もあわせて行います。作業の前には必ずバックアップを取ってください。

3. プラグインとコード、どちらで作るべきですか?

短期のキャンペーンサイトならプラグインで十分です。3年以上使う企業サイトなら、自社用のプラグインとして作っておくことをおすすめします。テーマのファイルに書く方法は手軽ですが、テーマを変えたときに投稿タイプごと消えます。不具合が出た割合がいちばん高いのも、この方法でした。

4. カスタム投稿タイプを削除すると、記事はどうなりますか?

記事のデータ自体はデータベースに残ります。ただし管理画面からは見えなくなり、サイト上にも表示されません。復旧には同じ識別子で登録し直す必要があります。削除の前に、識別子を必ず記録しておいてください。

5. カスタム投稿タイプにすると、検索で有利になりますか?

分けたこと自体で順位が上がることはありません。ただ、実績や質問が一覧にまとまることで、探している方が目的のページにたどり着きやすくなります。中身の質と、一覧からの導線を整えることのほうが大切です。

増えていく情報に、耐えるサイトへ。

ZenWeb Japanは2000年創業、日本品質を適正価格でご提供しています。カスタム投稿タイプの設計から、担当者向けの引き継ぎ、公開後のメンテナンスまで一貫して対応します。お気軽にお問い合わせください。

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